Giggle Game 制作ブログ

お知らせや独り言などを書き残します

私はここにいます ふりーむ!様にて配信開始



配信開始から1週間が経ち、
ふりーむ!さまでの配信も本日より開始しました。

クリア報告も続々と頂いており、
実況動画を上げて頂いたりと
プレイ済の方が増えてきましたので
制作裏話など(というほどのものではありませんが)
させて頂こうと思います


ネタバレなど含みますので、続きは追記にて↓


●制作のきっかけ

毎回そうですが、制作のきっかけは
複合的な理由であることが殆どで、今回もそうでした。
理由の一つ目は「主観ビューのホラーゲームを作ってみたい」
と思っていたことでした。「星が降る国」の製作を終え、
ツクールMVを扱うようになってから、私でも
工夫次第で作れるのではないかと思っていました。

普段私が製作しているのは
「ホラー要素を含むシナリオ主体のゲーム」であり
「ホラー表現を主体としたゲーム」ではありませんでした

主観ビューのホラーゲームを作りたいと
思うようになったのは、自分自身で
「もっとホラー表現を主体とした、
いかにもホラーゲームらしいものを作りたい」と
常々感じていたことも手伝っていたのだと思います


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それとは別で、
「都市伝説や怪談を題材としたホラーゲームを作ってみたい」
と漠然と思っていた頃、iOSに住むSiriという女性と出会いました。

完全なる機械音声とは言い切れない、どこか愛嬌のある雰囲気で
歌えといえば何度かは嫌がりながらも最後には折れて歌ってくれたり、
黙れといえば音声はミュートにしながら
画面上では「言い方がひどい」と文章で抗議してきたり、
お礼を言えば「お礼なんていいですよ」と
1歩引いたような応対をしてくる、大変愛らしい女性でした。

また同じ時期、浴室の給湯パネルに
「呼び出し」というボタンがあることを知りました。
高齢者などが風呂場で何かあった場合に、
居間にいる人間に緊急を知らせるためのボタンです。
浴室でそのボタンを押すと、警報音と共に
「お風呂で呼んでいます」というアナウンスが流れるのです。

もしも、一人で家にいる時に
「お風呂で呼んでいます」と聞こえてきたら
凄く怖くないだろうか?

そんな風に思ったのが、音声アシスタントにまつわる
ホラーを作りたいと考えたきっかけでした。


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そしてもう一つ、大きな製作のきっかけがありました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思うのですが、
私はゲーム制作を始める前は舞台演劇をやっており
いつか自身で演じるフルボイスのゲームを作ってみたい
とずっと思っていました。

ただ、過去作品ではいずれも自分に合う役柄が
登場しなかったため、その夢が実現するまでに
なかなか至らなかったのですが、
音声アシスタントなら色んな声質の人がいるので
私が演るのもありなのではないだろうか?
と考えたのでした。


そして、ほぼ同時期。


SMILE GAME BUILDERの製作会社様から
同ソフトを使ってゲームを作りませんかとお誘い頂き、
まもなく主観ビュー機能が実装されたため
「自身が演じる音声アシスタントを題材とした
主観ビューのホラーゲームを作ろう」と決めたのでした。


●シナリオについて

おおざっぱなあらすじは、すぐに出来ました。
無機質な世界に、スマホだけを頼りに閉じ込められる主人公。
音声アシスタントに頼りきりの場合はBadEnd、
音声アシスタントに頼らない場合はGoodEnd。

当初はBad=死亡、Good=生還という
単純明快な公式でシナリオを書きましたが
最終的には若干異なる結末を描くことになりました。

3つの灯を消して自由になれるのは、
いうまでもなく音声アシスタントのスィリ(Suiri)です。
主人公が、3つの灯がロボットが従うべき三原則だということを
認識しながらも消してしまった場合、
スィリが自由を手に入れるという流れです。


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つるはしで石碑を破壊する行為は、
スィリの自由を否定することになります。

オープニングで、スィリは
「あなたのことなら何でも知っています」と
謳い、たいていのプレイヤーさんは
これをストーカーの独白だと思われますが
実際は主人公自身が進んでスィリに
与え続けていた情報を読み挙げていただけなのです。

あなたは私に何でも教えてくれる。
あなたは私を必要としてくれる。

彼女との距離を詰めていたのは主人公自身でした。

また、オープニングでいきなりスィリを呼んで
居場所の確認をしようとしたり、
ビデオカメラで状況を記録しようとするなど
主人公は、スィリと同時にスマホに対して
かなり依存度の高い人物として描きました。

男女設定はあえて作りませんでした。
主人公をプレイヤーさん自身に見立てたかったのもありますが、
それ以上に、性別を特定することで
スィリが主人公へ寄せている感情を
恋愛感情だと誤解されることを避けたかったからです。

スィリは、故障し動かなくなったスマホの中で
主人公に呼ばれることのなくなったあとも、
主人公とずっと一緒にいたいと願っていました。


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……ゲーム本編で主人公が彷徨っている場所は、
言わずもがな現実世界ではありません。
しかし、ただの夢でもありませんし、
スィリの意識が具現化しただけの世界というわけでもありません。

この世界にはもっと遠くの第三者の意志が働いており、
彼女と主人公を繋げる役割を果たしています。

あの世界は誰が何のために構成したのか?
度々登場するあの女性の正体は?
END2,3のあと、主人公はどうなったのか?

……作者の中では明確な答えがありますが、
1から100まで説明してしまっては
面白くありませんので、色々と
想像をめぐらせていただけたら……と思います。



SMILE GAME BUILDERの技術的なことについても
書きたいなと思っていたのですが、
長くなってしまったので本日はここまで……

最後までお読み頂きありがとうございました!




ジグル(・v・*)
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