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RPGツクールMVサンプルゲームで遊んでみた

12月発売の「RPGツクールMV」の
公式サンプルゲーム9本が公開されました

その中の1つ「ファンタジック・レヴェリエ」を
プレイさせて頂きました!
その中で、MVについて思ったこと、感じたこと、
気になることなどを書いていこうと思います。

ちなみに、自分はVXAce愛用者であり
その他のツクールシリーズや
MVの他のサンプルゲーム、
海外版のRPGMaker作品、体験版など
一切触れたことがない人間ですので
その点を踏まえてご覧下さいませ~


以下、6項目に分けて書きました。

●『ファンタジック・レヴェリエ』の感想
●ブラウザ(パソコン)でプレイした感想
●ブラウザ(スマホ)でプレイした感想
●VX Aceと比べて良いと思った点
●VX Aceと比べて良いと思わなかった点
●その他、気になる点など

また、記事自体がとても長いので
読むのが面倒臭いけど内容が気になる方は
太字部分だけ読めばだいたい分かるようにしましたので
良かったら参考までに。


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MV感想の前に…

●『ファンタジック・レヴェリエ』の感想
   終末戦争ののち、神ステラ・マリスによってマリス教の大聖堂を残し
   地球は滅亡させられた……はずだった。一度死んだはずの殉教者達が
   『神臓』の力で甦り、死の神に戦いを挑むゴシックファンタジーRPG

   タイトル画面のステンドグラスのようなコンセプトイラスト通り、
   美しい姉妹を中心に展開される物語でサンプルゲームというだけあって
   分かり易く、シンプルなのに面白い


   メインキャラクターは主人公のレヴェリエを含め5人居るが、
   いずれも個性的で自分は全員大好きになった。
   バトル難易度は低めに設定されていてRPG下手な自分でもさくさくプレイでき
   スキルや武器の性能を駆使し、ほとんど苦労せずクリアまで行くことができた。

   プレイ時間2時間弱ながらMVが過去ツクールと違う!という所も
   しっかり見せて頂けたと思う。サンプルゲームということを置いといても、
   ゴシックファンタジーな世界が好きならプレイして損は無いはず

   コミカルなシーンもあって重くなりすぎず、深いテーマを持ちながらも
   子供も大人も気軽に楽しめる、これぞ「ゲームだ」と感じました。


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以下、ツクールMVの感想

●ブラウザ(パソコン)でプレイした感想
    特に不便を感じることはありませんでした。
    本当に普通にツクール製のゲームをブラウザ上でプレイできる!
    という感動がありました。長時間のダウンロードも
    RTPのインストールも必要ないとなれば、
    プレイヤーの意識の敷居はかなり下がると思われますよね。

    しいて言うなら、気になる点があった箇所としては、
    新しいマップに移動するたびにNow Loadingが表示されること。

    普段インターネット上のゲームをほとんどプレイしない
    自分にとっては、ほんの数秒でも「演出ではない間」が
    ストレスになりました。ただブラウザゲームに慣れている人は
    気にならない程度だとは思います…!

    あと、これは接続が悪かっただけかもしれませんが
    何度か会話イベントの途中でテキストウィンドウだけが表示され
    しばらく(5~10秒)固まってから台詞が表示される現象が確認されました。

    上記同様、読み込み中だったのかもしれませんが
    結構シリアスなシーンで起きてしまったので、雰囲気を壊して
    しまったなぁと……。特別読み込みが重くなるような音楽、
    グラフィックがあった前後にあったわけではないので
    ネットの状況で演出に支障が出るのは仕方ないとは言え、
    マイナスな点だったな、と思いました。
    

●ブラウザ(スマホ)でプレイした感想

   Andoloid4.0、GoogleChlomeでプレイしました。

   決定キー →タップ、
   移動    →移動先をタップ、または長押しで歩き続ける
   キャンセル&メニュー →2本指タップ

   キャンセルキー操作が、慣れるまでは曲者でした…笑。
   メニュー画面を閉じたいだけなのに、条件反射で
   うっかりブラウザバックのボタンをタップしてしまい
   少し前のセーブデータからやり直し
……という事が何度も。

   また、最初は「2本指って、どの指を使えばいいの?」
   とかなり悩み、基本操作は「右手の中指」、
   2本タップの時は「右手の人差し指&中指」で落ち着きました
   これも慣れれば大丈夫なので、慣れるまでに
   投げられないようにする工夫がいるかな、とは思います。

   キャラの移動については本当に楽で感動しました。
   マップ内に表示されているドアなら、
   たとえ道が入り組んでいても
   ドアをタップすればキャラが勝手に障害物を避けて
   するするってドアに辿り着いてくれます。

   私がプレイしたのはシンボルエンカウントのRPG
   だったのですが、敵のこともちゃんと避けて歩きます。
   凄い。ただ、敵はこちらを追跡する機能があるので
   避けようとしてもつかまる可能性は高いのですが
   十字キーでぐりぐり移動させねばならないことを思えば
   格段にストレスフリー
になったといえると思いました。

   Now loadingが出るのはPCのブラウザと同様なのですが
   それとは別で、イベント後に
   SEやMEが再生されなくなるバグがほぼ100%起きました

   設定がおかしくなったのかと思ったのですがコンフィグ異常なし、
   BGMは問題なく流れ続ける状態でした。

   セーブしてブラウザを読み込み直せばすぐに元には戻るものの、
   初回プレイでこの現象が起きてしまうと
   初見プレイヤーさんは気付かない恐れもあるのでは……?と。
   (自分はPCでクリアしたあとにやったのですぐ気付きました…
   オープニングのナレーションが入らなくて、あれ?となったのです)

   それから、メニュー画面で5人目以降のメンバーを
   表示させるのが凄く難しい

   並び替えとか装備変更がしたくて5人目を選択したいのに
   いくらメニュー画面下部をタップしても反応しない。
   スマホプレイではキャラを自律移動させる
   十字キーが存在しないため、凄く不便
に感じました。

   その逆の、不便な点もありました。バトル画面での操作ですが、
   「戦う」や「魔法」を選択した後、攻撃する相手を選びますよね。
   その際に、攻撃相手を直にタップすることができない
   テキストウィンドウ内に表示されているキャラ名を
   タップして選ぶことしか出来ませんでした。

   選択中のキャラが点滅するのだから、
   その敵を直接タップして選べたらいいのにな~
   と思いました
。そのうちプラグインで登場するかもしれませんが
   スマホ対応ゲーム作成可能と銘打つなら、デフォルト機能で
   そこまでやって欲しかったように思いました。

   あと、ボスを倒した時に普通の敵と違って
   「ゴゴゴゴゴ……」って消えていく演出ありますよね。
   轟音と共に揺れながら沈んでいくような、あれです。
   スマホのブラウザでプレイすると、
   この演出がどうやらうまく行かないようで
   3分の2くらい沈んだところから、沈む速度が激遅になりました。
   「いや、はよ消えろよ」といいたくなるほどに。
   残り3分の1が沈みきるまで20秒近くかかりました。
   
   この現象についてもネット環境の問題だろうか
   と思ったのですが、自宅で出先で計4箇所で試しましたが
   もれなく同じタイミングで発生したので、ネットの問題ではないようです。
   少なくとも自分のスマホ経由でプレイした場合には
   必ず発生する現象でした。謎。

   ……というわけで、スマホプレイについては不便な点が色々とありました。
   「このゲームはスマホでもプレイできるよ!」であれば
   そこまで問題ではないと思うのですが
   「このゲームはスマホでのプレイをお勧めします!」と
   銘打って作る場合は、デフォルトの機能だけでは
   不便さが目立ってしまうように感じました。


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●VX Aceと比べて良いと思った点

   とにかく、グラフィックが綺麗。
   画面サイズが1.5倍になったんでしたっけ……?
   顔グラの表情変化もかなり細かくつける事ができるので
   立ち絵を用意しなくても十分な演出ができそうでした。

   マップも大きいし綺麗し大迫力。どこまでが自作素材で
   どれがRTPなのか自分には全く判別がつかないわけですが、
   いずれにしろ視覚的演出面は格段にパワーアップしていると思います。

   あと、シンボルエンカウントで敵が追いかけてくる訳ですが
   敵が壁に引っ掛かりません。ちゃんとスムーズに追いかけて来ます。
   今までは引っ掛かっている敵に向かって「やーいやーいw」と
   いえる余裕がありましたが、MVではそれが出来なくなっています。
   とても地味ですが、とても素晴らしい進歩だと思いました。感動。

   あと、メニュー画面内で環境設定ができるようになっていました。
   BGM・BGS・SE・ME、全て別々に音量設定画でき
   コマンド記憶と常時ダッシュ機能も搭載
されていました。感動!
   このゲーム面白いけど音量バランスが~と思うような作品でも
   自分で微調整できる。かゆいところに手が届くようになっていて
   素晴らしいなと思いました。

   過去にもスクリプトを導入すれば出来たことが
   勿論たくさんあるわけですが、私のように
   スクリプトを導入するのすら苦労する人間にとっては
   やはりデフォルトの機能でどこまでできるかが
   大きなポイントになると思うのです……

   なので、MVは本当に色んな点で
   あ、いいな!と思える所が多かったです。

   あとキャラグラ生成機能も凄く良くなっているんですよね。
   当然ながらこれはサンプルゲーム内では見られていませんが
   顔グラもキャラチップもかなりのパターンが用意されているのだそう。
   まったくと言っていいほど使えなかったVXAceとは大違いですね☆
   

●VX Aceと比べて良いと思わなかった点

   特にありません!!!
   ……が、あえて言うなら、キャラチップの絵柄(?)でしょうか。
   自分はXPの頭身が一番好きで、顔のバランスもXPが好きなのですが
   MVのキャラチップはどうも苦手です。ちなみにVXAceも好きではありません。

   これは好みの問題に大きく左右されるので
   私個人の問題ではありますが、サイドビュー用の
   キャラチップも個人的に使いたいと思える比率ではありませんでした。
   絵が全く描けない人にとっては重要な機能の一つだと思うので
   気になる人は体験版などで試すのが良い
かもしれないです。


●その他、気になる点など

   ちょっと前にも書いた通り、プラグインを入れれば解決することでも
   デフォルト機能として気になった点をつらつら上げて行きます。

   まず、当然ながら想像するのは
   「自分の作品をMVで作ったらどうなるだろう?」だったのですが
   その結果、「従来のフリーホラゲをスマホに移植するのは
   難しそうだ」
という結論になりました。理由は以下の通り。


   1.プレイヤーが障害物を避けて自動で歩く
        前述どおりです。細やかな方向キー操作が出来ないので
        逃げゲーは不可能に近いと思います。

   2.敵からの追跡機能が鮮やかすぎる
        1に同じ。

   3.視界制限マップを歩かせるのは困難
        洞窟の中とか、暗い部屋で周辺が見えにくい、というやつです。
        まず、指で画面を隠してしまうので、Ipadなどの
        大画面タブレットなら問題ないと思うのですが
        手のひらサイズのスマホでは厳しいと思いました。

        暗闇の中で、行きたい方向をタップ…と言っても、
        そちらが進めるのか進めないのかすら分からない状態では
        「闇雲に歩く」ことすら難しいのでは。
        キャラを自律移動させられないとストレスにもなりかねない
        ように思います。

   4.決定、キャンセル以外の操作は?
        スマホブラウザでプレイした際、当然ながら
        SHIFTキーを押しながらダッシュ、ということがありませんでした。
        ベル菓子や氷の世界ではS・A・Dキーも使っていたわけですが
        スマホプレイでは使えないということなのでしょうか?

  5.読み込みが演出のさまたげになる
        「間」が命といっても過言ではないホラーゲームで
        環境によって異なる読み込み時間という名の
        「無駄な間」は、かなり大きな問題
といえると思います。


   ……以上の点から、VXAceまでに作られてきた
   従来のフリーホラゲーをそのままスマホに移植するのは
   かなり困難だと思われました。

   MVを使ってスマホ対応のホラゲーを作りたいなら
   「スマホでプレイするための」ホラーを考えなければ
   ならないだろうと思います。

   逆に言うと「ツクール製のホラゲ」のイメージを払拭し
   スマホ専用ゲームがツクールでも手軽に作れてしまう

   という捉え方も十分に出来ると思います。

   あと、ホラゲどうこう以外にも気になった点を挙げると……


   6.表示サイズを自由に変えられる?
       公式にそう書かれていたのですが
       画面サイズの切り替えが可能だそうなのです。
       が、これってイベント発生時の演出に
       大きな影響が出そうな気がするのですが、どうなんでしょう…?
       イベント中に、画面外から駆け込んでくるキャラクターを配置したい場合
       今までなら画面サイズの1マス外に配置すれば良かったけれど
       プレイヤーさんが大画面のパソコンブラウザでプレイしていたら
       どうなるんだろう…?とか。「任意のサイズ」に切り替えられる
       利点があまり思いつきません。
      
   7.画面サイズが大きすぎる
       グラフィック演出を強化できるのは本当に素晴らしいのですが
       絵を得意としない人間にとっては、より大きな格差が
       出来てしまった
なぁ…と感じずにはいられません。

       既存のマップチップをちょっといじって使いたい場合も
       これまでは粗いドットだったからこそ多少はごまかせていたのが
       これだけ大画面で美麗素材をデフォルトにしてしまうと
       ごまかすのは困難でしかないだろうな…と。
       1から自作して使える人には嬉しい機能だと思うのですが
       ドット絵もイラストも中途半端な自分は複雑な心境です。

       時代と共に高画質が当たり前になっていく中で
       かつてのツクラーさんたちの中にも同じ想いをした人は
       多いだろうなと思います……

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現時点で思いつく限りのことをざざっと書いてみました。

最初にも書きました通り、自分はVXAceしか触ったことが無く
MVもサンプルゲームを1本プレイしただけなので
物凄く限定的な感想ですので、あしからず………。

ツイッター上でMVの情報交換をされているのを
見かけても全くついていけない自分ですが、
新しい波を傍目に眺めるのも楽しいものです。

……こうしてみると不満点も多いですが、MV凄いです。
プログラミングの知識が一切無くても
ゲームが作れるんですもの(※それがツクールです)


1ツクラーとして、MVの今後はとても気になりますので
購入予定はないものの、発売が待ち遠しいです。
早く沢山のMV製ゲームをプレイしたいですね~!


ジグル
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