Giggle Game 制作ブログ

お知らせや独り言などを書き残します

『体育倉庫と魔女』反省会

あとがきというか、反省とか色々書きます ※



まず構想の段階の反省から。

『ワンマップフェス』と『フリーゲームクエスト:魔女』に
応募してみたい、という想いから構想を練り始めたのですが
どうしても考えがまとまらず、ふと、昔自分が描いた演劇台本を
思い出しました。それは、『大事なお守りをなくした主人公が
放課後の体育倉庫へ探しに来て閉じ込められ
偶然居合わせたメガネの女の子と過ごさざるを得なくなり、
面識のない二人の唯一の共通の話題
「恋バナ」だけで物語が展開していく』というものでした。

つまり、シチュエーション以外は全く継承されていない訳ですが
とにもかくにも、これでいこうとプロットを練り完成した段階で
『魔女』という要素を入れ忘れていたことを思い出します。
不覚。それなら、もうワンマップフェスだけにすればよかったのに
どうして無理矢理『魔女』を入れたの?と想われると思うのですが
「だってクエスト参加してみたかったんだもん;;」という…。

もう二度としません、ごめんなさい。今後は完成度最優先で
作者のやりたいことは横に置く努力をします……。
それでも、多少強引でも物語に絡められるよう工夫はしたつもりですが
強引であることには変わりないので、反省しています……。


次に、謎解きゲームとしての反省点。

製作期間1週間、プレイ時間10~30分を目標に製作していたため
いかにコンパクトに作ろうかと悩み、謎解きは必要最低限にしたつもり
だったのですが、少なすぎた、と思いました。
あれだけのマップがあればもっとできることがあったじゃないかと、
クリア特典を作りながら「うーん、もったいない…」と。
始めこそ「狭いマップ」と思っていましたが、いざ作り始めると
「可能性無限大だなこれ…」という気持ちに変わっていました。

つい先日ブログにも書いた『3分ゲーコンテスト』の中に
『魔王とねこづくり』というゲームがあるのですが、
私の作った体育倉庫とさほど変わらない小さな室内でのみ
ゲームが進行するのですが、探索の楽しさに加え
ミニゲームやイベントが豊富にちりばめられており
ワンマップとは思えないゲーム内容に感動しました。

それに比べると体育倉庫は…
あれだけ色々なアイテムがあるのに殆ど活用できていない!
製作期間1週間というのも自分の勝手な都合ですし、
やはりゲームの完成度を優先しなかったがゆえの結果なんですよね。
今作はとにかく、自己都合による製作意図が強く、
あとからあとから色々思うところが大量に出てきたわけですが
自分自身を見つめなおす良い機会になったと
前向きに捉えておこうと思います……

自作素材をなるべく作らない、という縛りも加えて
「没個性」による、逆の意味での「とっつきやすさ」を作り出そうと試みたのですが
この点についてはうまくいったのではないかと思っています。
キャラグラやスチルの魅力の乏しさについては
弱点の一つだと自覚しているので、それらを排除する事で
ジグルの絵が苦手な人にも遊んで貰えたらと思い、このようにしました。
「単調な顔グラだから、余計に怖く感じられるのでは」
というお声もあり、なるほどそれもあるだろうと思いました。
エンターテイメント性が上がれば上がるほど、
恐怖という感情は離れていくんですよね…難しいです。
ホラーゲームは、プレイヤーの感情とゲームをいかに一致させ、
近づけていくかで、完成度の高さが決まるのでしょうね、たぶん。


逆に、やってよかったなと思っていること。

BGMの選曲。メインパートは雨の音と足音だけにして
ホラー探索らしい情景を作り、ホラー演出用BGM以外は
アコスティックギターの曲で統一し、ゲーム全体の雰囲気を
整えることに成功したのではないかと思っています。
どの曲も本当にとても素敵で、こんな短い作品に使わせて頂くのは
もったいないくらいでしたが、そのお陰で、短時間でも
ワンマップでも、ホラーな雰囲気を楽しんで頂けるだけのものに
なったのではないかと思っています。自負。

それから、登場人物の名前を募集したこと。
特別な理由が無い限り、まずは内容を仕上げてから
登場人物の名前は決定していくのですが
今回もプロットの段階では号ちゃんを「主人公」、
蓮屋さんを「彼女」という表記で完成させていました。

そして、この子たちはどんな名前の女の子なのだろう…
と考えてみたものの、しっくり来ない名前しか浮かばず…
違う、この子達はこんな名前じゃない、
私の想像力が及ばないだけで、もっと良い名前を
親から貰ってるはずなんだ…と悩みに悩んで、
結果、ツイッターのフォロワーさんからお名前を借りることに。

皆さんの名前が本名なのかはたまたPNなのかは
分かりませんが、個性的で素敵な名前をたくさん見せて頂けて
お名前を声に出したり、組み合わせを色々試した結果
決定したのが「号美琴」「蓮屋千果」という名前でした。
ふたりとも、とても気に入っています。

また、人様から大切なお名前をお借りする事で
「フェスやクエストのためだけに作った自己満足の作品」
だったのが、貸してくれた方々に恥をかかせないような
作品にしなくては……と思えるようになりました。
多分、時間が無いからと自分で適当につけた名前で
ゲームを公開していたら、使い捨てならぬ
「作り捨て」のような感覚になっていたであろう今作が
自分の中で「大事な1作品」になっています。
本当にありがとうございました。


今回、製作期間を短くしたり、プレイ時間を短くしたり、
マップを1つだけに限定したり、素材を借り物に統一したりと
色々な制限のある中で製作を行う事で
改めて自分の強みや弱みを再確認できました。
毎回、作品を公開するたびに思うことですが、
「作ってよかった」。この一言に尽きます。

有り難い事に、短いながらも
ひとつの作品としてきちんと評価して下さる方が多く
良い点も悪い点も聞かせて頂けている状況です。
本当にありがたいことです。


最近はインプットのほうにも力を入れていて
色々なゲームをプレイしているところですが
遊んだ分だけ、自分が感じたものの数だけ、
自分が成長するよう、次回作に生かせるよう、
何一つ見逃さないようにする気持ちでやっています。

ほんと、ゲーム製作って、大変だけど、楽しい。
そんな毎日です。



ジグル
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